DMM.comといえば、ゲームや・動画・DVDなどの販売からFX(外国為替証拠金取引)や格安スマホ・英会話などを手掛けている企業です。
このDMM.comの証券部門が2019年よりIPO(新規公開株)を新規スタートさせました。
DMMでのIPOの特徴を簡単に挙げるとネット配分100%(1人1票の完全平等抽選)で前受金(事前入金)が不要なので、DMM株にIPO資金を入金する事無く抽選に参加できます。
ここではDMM株に実際に登録してIPOに申し込むまでの流れを解説していきたいと思います。
※記事内の価格はすべて税込価格です。
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DMM株とは
DMM株はDMM.com証券の株式サービスになっており、他にもFX/CFDやバヌーシーを展開しています。かく言うワタシもDMM.FXの取引口座を持っています。
2018年4月4日から株取引きをスタートさせたDMM株はスマホアプリでの操作やクイック入金などにも対応しており、インターネットを使った株取引に優れている証券会社と言えます。
その他の特徴として売買手数料が業界最安値水準となっており、数多くの取引を行うユーザーとは相性が良いです。
例えば国内現物株式では50万円~100万円の手数料が374円となっており、むさし証券(352円)に次いで業界で2番目に安いです。※SBI証券と楽天証券は無料。
取引手数料の1%をポイント還元
DMM株で取引を行うと手数料が発生しますが、国内株式・米国株式の取引手数料の1%がDMM株ポイントとして貯まります。
貯まったポイントは1ポイント=1円として1,000ポイント以上で現金と交換できます、交換したポイントはあなたの証券口座に入金されます。
口座開設費や口座管理料は無料
DMM株では口座を開設する場合の費用は無料になります、また口座開設後に口座を管理しますが口座管理料も無料です。
なのでDMM株で口座を開設しただけでは1円もかからず、そのまま放置しておいても大丈夫です。
『オンラインでの口座開設』なら当日中に口座開設可能
DMM株で証券取引口座を開設する場合は2通りの方法があり、申し込み方法によって口座開設までにかかる日数が違ってきます。
口座開設方法 | 口座開設までの日数 |
---|---|
オンライン | 当日中 |
郵送 | 10日程度 |
『オンラインでの口座開設』の場合、インターネットで申し込んだ後、最短で当日中に口座開設が完了します。
注意点として当日中に口座開設は完了しますがログインID・パスワードが記載された書類が郵送されるのに日数がかかります、なので口座開設日の当日取引は不可能ですね。
『郵送での口座開設』の場合、口座開設申込書を返送してから10日程で口座開設が可能になります。
DMM株では24時間取引が可能
DMM株では原則として土日祝祭日を含む24時間注文が可能です、ただし以下の時間帯は注文の発注は不可となっています。
サービス停止時間 | |
---|---|
月曜~土曜 | 06時15分~06時30分 |
日曜 | 03時00分~05時00分 |
注文受付停止時間 | |
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東証 | 月曜~土曜 04時00分~05時00分 月曜~金曜 15時00分~16時00分 |
名証・福証・札証 | 月曜~土曜 04時00分~05時00分 月曜~金曜 15時30分~16時00分 |
米国株式 | 冬時間 月曜~土曜 06時00分~16時00分 日曜 03時00分~16時00分夏時間 月曜~土曜 05時00分~16時00分 日曜 03時00分~16時00分 |
24時間クイック入金対応でラクラク資金移動
DMM株では約380の金融機関のクイック入金に対応しており、いつでも資金の移動を行えます。
ちなみにクイック入金では入金にかかる手数料は0円です、スマホからの操作も可能なので外出先からも入金できます。
ゆうちょ | 楽天 | 三菱UFJ | みずほ | りそな | 三井住友 | セブン | 住信SBIネット | ジャパンネット |
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ちなみにDMM株では出金手数料も無料になっています。
DMM株は売買手数料が業界最安値水準
DMM株では売買手数料が業界最安値水準となっており、50万円~100万円の手数料は374円と、むさし証券(352円)に次いで業界で2番目に安いです。※SBI証券と楽天証券は無料。
現物取引の売買手数料
1約定ごとの手数料(国内株式現物)
約定代金 | 手数料 |
---|---|
~5万円以下 | 55円 |
~10万円以下 | 88円 |
~20万円以下 | 106円 |
~50万円以下 | 198円 |
~100万円以下 | 374円 |
~150万円以下 | 440円 |
~300万円以下 | 660円 |
300万円超 | 880円 |
信用取引の売買手数料
約定金額 | 手数料 |
---|---|
~300万円以下 | 88円 |
300万円超 | 0円 |
※VIPコースは金額にかかわらず0円。
DMM株はスマホアプリの『かんたんモード』でラクラク取引
DMM株はパソコン向けの取引ツール『DMM株 STANDARD』と『DMM株 PRO+』があります。
両者の違いはWebブラウザから取引するか、パソコンにインストールして取引するかの違いになります。
DMM株 STANDARD | Webブラウザ版 |
---|---|
DMM株 PRO+ | PCインストール版 |
DMM株ではスマホで取引も可能になっており『かんたんモード』『ノーマルモード』を選んで使えます。
『かんたんモード』では複雑な操作や設定が一切なく、シンプルなレイアウトで直感的操作が可能になっています。
DMM株は委託幹事証券
IPO株では3種類の幹事証券があり、それぞれ役割が決まっています。
- 主幹事証券
IPOの一連の流れを取り仕切る中心的な証券会社。IPOの当選数が一番多い。
- 引受幹事証券
証券取引所などの関係機関と協議や調整を行なう証券会社。
- 委託幹事証券
主幹事・引受幹事からIPOの販売を委託された証券会社。
この中でDMM株はどの分類に入るのかと言うと委託幹事証券です、この委託販売される数量には限りがありDMM株へ配分されない可能性もあります。
DMM株に配分があった場合は抽選が行われますが、配分が無かった場合は抽選参加申込は失効となります。
DMM株のIPOルール
IPO(新規公開)とは企業が証券取引所に上場する際に新しく株式の発行や売出を行う事です。
IPOでは新規上場時の株価が公開価格を大きく上回る事もあり、投資家の間では大変人気があります。
しかもIPOでは通常の株式取引と違って購入にかかる手数料は無料です。※売却には手数料がかかります。
2019年からスタートしたDMM株のIPOですが、IPOルールが緩く申し込み者に有利になっています。
- 事前入金不要
- ネット配分が100%
- 1人1票の完全平等抽選
- 当選を辞退した場合のペナルティなし
事前入金不要
DMM株でIPOに参加する場合の最大のメリットは事前入金が不要な事です。
普通の証券会社ならIPO申込の場合は銘柄の募集価格と同額の資金の入金が必要ですが、DMM株では前受金0円で抽選に参加できます。
当選した場合のみ資金を入金すれば良いので、他の証券会社と重複で申し込む場合に助かりますね。
ネット配分が100%
DMM株はネット証券なので店頭配分はありません、ネット配分が100%になります。
例えばDMM株に割り当てられた株数が1万株だとすると、100%の1万株が抽選の対象となります。
他の証券会社ではネット配分は5%から10%が多いので、ネット配分100%のDMM株はIPOに当選しやすいと言えます。
1人1票の完全平等抽選
DMM株の抽選方法は『1人1票の完全平等抽選』を採用しており抽選は乱数を用いた機械的な方法で行われます。
申込は100株のみで当選する本数も1本のみです、資金に余裕のある者も無い者も100株の申し込みで平等に抽選が行われる訳ですね。
抽選結果はメール又は取引ツールで確認可能で、当選した場合はメールで目論見書が送られてくるので目を通し購入期間内に電話で申し込みを行います。
カスタマーサポート
☎0120-961-522
受付時間
【冬時間】月曜日07時00分~土曜日06時50分
【夏時間】月曜日07時00分~土曜日05時50分
※夏時間は3月第2日曜日から11月第1日曜日まで
当選を辞退した場合のペナルティなし
DMM株で当選後に申し込みをキャンセルした場合にペナルティ等はありません。
ペナルティの内容としては次回からのIPO申込が1か月間不可になったり現在申し込んでいるIPO申込が取消となる等があります。
DMM株ではそういったペナルティは無いので、当選したものの公募割れが濃厚なので申込みをしたくない場合にキャンセルをしてもOKです。
DMM株で口座開設する方法
DMM株で口座を開設する方法です、今回はパソコンから申込みが出来る『オンラインでの口座開設』を行っていきます。
公式【PR】DMM株
DMM株のサイトにアクセス後『口座開設(無料)はこちら』をクリックします。
口座開設のお申込みページで必要情報を入力
まず最初に『口座開設の種類』で『個人』『法人』のどちらかを選択します。
『個人』『法人』の選択 ✓個人 ✓法人 |
次に「お客様情報のご登録」を行いましょう。
お客様情報 お名前(漢字) 性別 国籍 生年月日(西暦形式) 電話番号 メインメールアドレス |
以降は現住所を入力していきます。
現住所(ご登録住所) 郵便番号 都道府県 市区郡・町村 番地等 マンション名・部屋番号 |
続いて以下の項目を入力していきましょう。
職業情報 財務情報 投資目的 特定口座・源泉徴収 配当金受領方式 同時申込 特定取引を行う者の届出 ご案内について 契約締結前交付書面、各種重要事項の承諾 |
最後に「確認画面へ」⇒「申し込む」と進みましょう。
『本人確認書類』『マイナンバー』のアップロード
続いて『本人確認書類』『マイナンバー』をアップロードしていきますが、DMM株では本人確認方法に4パターンがあります。
- マイナンバー個人カード
- マイナンバー通知カードor全面を確認できるマイナンバー記載の住民票+顔写真付き本人確認書類1点
- マイナンバー通知カード+顔写真が無い本人確認書類2点
- 全面を確認できるマイナンバー記載の住民票+顔写真が無い本人確認書類1点
マイナンバーがあれば一番良いのですがワタシは持っていません、マイナンバー通知カードは誰でも所持しているので運転免許証をプラスすれば良いですね。
運転免許証が無い場合は『各種健康保険証』『住民票の写し(マイナンバー記載無し可)』『印鑑登録証明書』の中から2点選択しましょう。
本人確認書類のアップロードが完了するとDMM株で口座開設審査が行われます。
審査に合格するとIDやパスワードが記載された『口座開設通知書類』が登録住所宛に簡易書留で送られて来るという流れですね。
DMM株から『口座開設手続完了のお知らせ』メールが届く
日曜日に口座開設申し込みを行ってから2日後の火曜日にDMM株から『口座開設手続完了のお知らせ』メールが届来ました。
新規で口座を開設した場合はログインIDとパスワードが記載された口座開設通知書類が簡易書留郵便で郵送されてきます。
口座開設通知書類に記載されているログインIDとパスワードを使ってログインを行いましょう。
すでに【DMM FX】【DMM CFD】【DMM バヌーシー】のいずれか口座を開設していて、新たにDMM株の口座開設を申し込んだ場合は【DMM FX】【DMM CFD】【DMM バヌーシー】の口座で利用しているログインIDとパスワードでDMM株の口座へのログインが可能になっています。
DMM株へのログイン方法
それでは早速DMM株へログインを行いましょう、必要になるものは『ログインID』と『ログインパスワード』の2点です。
初めてログインを行った場合『情報登録のお願い』が表示されるので、画面の指示に従い情報を登録していきましょう。
IPO(新規公開株)の申し込み方法
2019年にIPOの取り扱いをスタートさせたDMM株は委託幹事証券という事もありまだまだ配分は少ないですが、IPOの前受金が不要なのでノーリスクで参加できます。
最初にDMM株にログインしてマイページから『DMM株 WEB版』をクリックします。
『DMM株 STANDARD』が起動するのでページ左側のメニュー一覧から『IPO新規公開株』をクリックします。
『IPO新規公開株 申込み』ページが表示されるので、申し込みたい銘柄の『IPO申込』をクリックします。
申込内容を確認して『申込』ボタンを押します。
以上でIPO申込みの完了です。
スマホからIPOを申し込む方法
今度はスマホからIPOへ申し込んでいきましょう。最初にDMM株アプリを起動してログイン後、左下の『その他』を確認してタップして『ノーマルモードへ切替』を行います。
ノーマルモードへ切り替わったので、ページ左上の『三』をタップします。
メニューが表示されるので『IPO新規公開株』をタップします。
『IPO新規公開株 申込』をタップしましょう。
IPOに申し込みたい銘柄を選択して『申込』をタップします。
『IPO新規公開株 申込』の確認画面が表示されるので、間違いがなければ『『申込』をタップしましょう。
以上でスマホアプリからのIPO参加申し込みの完了です。
まとめ
ここではDMM株で口座開設してIPO(新規公開株)に申し込む方法を紹介しました。
DMM株の特徴をまとめると口座開設費や口座管理料は無料で、約380行のクイック入金に対応しており24時間いつでも資金の入金が可能になっています。
更に売買手数料が業界最安値水準となっており、50万円~100万円の手数料は374円と、むさし証券(352円)に次いで業界で2番目に安いです。※SBI証券と楽天証券は無料。
2019年からIPO(新規公開株)の取り扱いをスタートさせたDMM株では事前入金は不要でネット配分100%の1人1票の完全平等抽選制度を導入しています。
委託幹事証券という事もありIPOの配分数が少ないのは気になりますが、当選を辞退した場合のペナルティは無いのでとりあえず手当たり次第に申し込んでおいても損はないと思います。