ここではSMBC日興証券でIPO(新規公開株)の申し込み方法から当選株の買い方、初値売りを行う方法を紹介していきたいと思います。
通常ではすでに証券取引所に上場している企業の株式しか購入できませんが、IPOではこれから上場する企業の株式を購入して上場初日に初値で売却して利益を出します。
IPOはそのほとんどが購入金額よりも値上がりするので、簡単に利益が出易く一般投資家に人気があります。
一連の流れを挙げていきます。
ちなみにSMBC日興証券でのIPOルールは以下の記事を参考にして下さい。
SMBC日興証券のIPOルール【ステージ別抽選で当選確率アップ!】見たい場所へGo!
ブックビルディングに申し込み
まず初めにブックビルディングに申し込みを行いますが、SMBC日興証券オンライントレードで証券口座を開設している必要があります。
口座開設には1週間近くかかるので、お目当てのIPOまでに早めに口座を開設しておきましょう。
SMBC日興証券の手数料や口座開設にかかる日数を徹底調査!SMBC日興証券にログインする
最初にSMBC日興証券にログインしていきます。
IPO株の前受金を入金する
SMBC日興証券では完全前金制を採用しているためブックビルディング以前に口座に資金を入金しておく必要があります。
SMBC日興証券に入金するには以下の6つの方法があります。
- インターネット決済
- 銀行振り込み
- 提携ATM
- デビット決済
- 自動口座振替サービス(FTnetサービス)
- 即時入金(バンク&トレード)
この中でいちばん簡単なインターネット決済サービスを使って資金を入金していきたいと思います。
残念ながら取引できる銀行は以下の5行です、ちなみに振込手数料は無料となっています。
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- PayPay銀行
- ゆうちょ銀行
SMBC日興証券にログインすると『日興イージートレード』というページが表示されるので、ページ内左にある『入金』をクリックしていきましょう。
『インターネット入金の利用金融機関選択』欄で入金元の銀行を選択します。
『入金手続に関する留意事項』を確認したらチェックボックスチェックを入れて『金額入力へ』をクリックしましょう。
『入金額』の項目に入金したい金額を入力して『入金額確認』をクリックします。
入金額を確認して間違いがなければ『次へ』をクリックしましょう。
『金融機関サイトへ』をクリックすると指定の銀行のサイトへアクセスするので振込を行いましょう。
以上で資金の入金完了です。
トップページの『残高の確認』で確認可能です。
ブックビルディングへ参加
資金の入金も完了したので今度はブックビルディングに参加してみましょう。
最初にトップページの中ほどの右手にある『新規取扱商品情報』欄の『IPO』の中から、買いたい銘柄をクリックしましょう。※『お取引き』⇒『取扱銘柄一覧・需要申告』からでもアクセス可能。
ちなみにブックビルディング期間中の銘柄は『申告受付中』となっています。
『需要申告』をクリック。
『お取引にあたってのご注意事項 』を確認して『私は、上記の記載内容を確認・理解し、同意いたします。』にチェックを入れて『次へ』をクリックします。
①『申告数量』欄に申告する株数を入力しますが、ここでは『100株』ですね。
②『申告価格』欄では、仮条件の中で1番高い金額を選択しましょう。今回は『1,640円~1,800円』なので『1,800円』ですね。
③『申告内容確認』をポチっと。
最後に『需要申告』をクリックしましょう。
以上でSMBC日興証券でのIPOのブックビルディング(需要申告)申し込みの完了です。
トップページの『お取引』⇒『新規公開株/公募・売出』欄の『申告状況一覧・申告取消・募集申込』と進むと申し込んだIPOの状態が閲覧できます。
ちなみに申告を取り消したい場合は『申告取消』から取消を行います。
抽選結果の確認
SMBC日興証券では条件決定日に抽選が行われ、20時以降に抽選結果が発表されます。
さっそく抽選結果を確認していきましょう、トップページから『お取引』へと進みます。
『新規公開株/公募・売出』欄の『申告状況一覧・申告取消・募集申込』をクリックします。
『新規公開株 需要申告・募集申込状況一覧』から申し込んだ銘柄を確認します。
SMBC日興証券のIPOでは『落選』はなし
SMBC日興証券抽選結果には『当選』『補欠』の2種類しかありません。
『補欠か!落選よりはましだな』と思ってしまいがちですが、当選者以外はすべて『補欠』扱いになります。
当選しなかった場合の抽選結果は、全て補欠(当選分のキャンセル待ち申込み対象)となります。
IPOに当選した場合は募集申込期間内に購入の申し込みを行いますが、この期間内にキャンセル又は申し込みを忘れたなどがあった場合に空き枠が発生します。
この空き枠に対して補欠申し込みを行った補欠当選者で補欠抽選が行われる訳ですね。
補欠抽選に申し込んだ場合に抽選が行われ、外れた場合は『落選』となります。※繰り上げ当選の場合は『当選』が表示されます。
- 補欠申し込みを行わないと抽選に参加できない
- 補欠申し込みを行わなかった場合でもペナルティは無
- 補欠抽選時まで資金は拘束される
補欠申込を行う方法
補欠抽選は当たる確率が非常に少ないとの評判ですが、とりあえず補欠申込を行ってみました。
目論見書等のリンクをクリックして内容を確認後・理解後、チェックBOXにチェックを入れて『内容入力』をクリックします。
『申込内容確認』をクリック。
『補欠申込』をクリックしましょう。
以上で補欠抽選の申し込み完了です。
補欠申込の抽選結果が分かるまではしばらくの期間がかかります、抽選結果はどうなったのか確認してみましょう。
本抽選の時と同じようにトップページから『お取引』⇒『申告状況一覧・申告取消・募集申込』と進み『新規公開株 需要申告・募集申込状況一覧』欄で確認しますが、やはり『落選』でした(笑)。
当選株の購入
ここからはIPOで当選した場合の当選銘柄の購入を行っていきます。
以上で申込みが完了しましたが『新規公開株 需要申告・募集申込状況一覧』で『募集申込状況』欄に『募集約定済』と記載されていればOKです。
当選銘柄の上場初日に初売りを行います。
上場初日に初値で売却【2023年6月26日以降成行売り禁止】
購入したIPO当選株を初値で売却していきます、SMBC日興証券オンライントレードでは朝の5時から利用できるので上場日の午前9時までに売り注文をしておきましょう。
【注意】
2023年6月26日より上場日の成行売買注文が禁止となりました。
なので初値が付いた日は成行注文が出来なくなります。※翌営業日から成り行き注文が可能。
どうしても初値で売却したい場合は公開価格の半値ほどで指値売り注文を出すと利益でも損失でも初値で売却する事が可能です。
SMBC日興証券オンライントレードにログイン後『お取引』⇒『売り注文』と進み、初値売りを行うIPOの『売却』をクリックしましょう。
売り注文の画面が表示されるので必要事項を入力します。
注文数量 | 売却する株数 |
---|---|
注文単価 | 『成行』を選択 |
期間指定 | 『当日中』を選択 |
口座区分 | 購入時に選択した口座 |
続いてチェックボックスにチェックを入れて『注文内容を確認する』をクリックしましょう。
最後に『注文する』をクリックします。
以上で売り注文完了です。
注意点として期間指定は『当日中』を選択しているので、上場初日に初値が付かなかった場合は翌日あらためて売却注文を行う必要があります。
まとめ
今回はSMBC日興証券のIPO(新規公開株)の申し込み方法から当選株の買い方や初値で売却する手順を紹介しました。
IPO(新規公開株)の申し込みから抽選結果を経て購入申込⇒初値売りまでは簡単に行えると思います。
注意点として上場日に初値がつかなかった場合は翌営業日に再注文を行う必要があります。
SMBC日興証券ではIPO取扱が非常に多く主幹事も務めているので毎回コツコツと申込めばいつかは必ず当選すると思います。
ただし公募価格割れを起こしそうな銘柄はなるべく申し込まないようにする事ですね。
せっかく当選したのに公募価格割れで損をしたなんて事になったらシャレにならないですから(笑)。