2021年1月1日より旧「ライブスター証券」から商号変更した「SBIネオトレード証券」のIPOルールを紹介していきたいと思います。
SBIネオトレード証券はSBIグループの連結子会社となったので、基本的にはSBI証券が主幹事を務める場合に委託販売する形を採用しているみたいですね。
SBIネオトレード証券はIPOの申し込みに前受金が不要なので資金ゼロで抽選に参加できます、なのでIPO当選を狙う場合は必ず口座を開設しておきたいです。
主幹事実績(2020年) | 0社 |
---|---|
申し込める口数 | 1口座1単元 |
BB時の買付余力 | 不要 |
同資金重複申込 | ◎ |
抽選方法と配分割合 | 完全平等抽選 100% |
抽選結果 | 当選・補欠・落選 |
抽選発表時間 | 抽選結果公表日 |
資金拘束のタイミング | 購入申込時 |
NISA口座買付 | ◎ |
当選辞退のペナルティ | なし |
口座開設数 | 不明 |
即時入金 | 三井住友銀行/楽天銀行/三菱UFJ銀行/住信SBIネット銀行/りそな銀行/埼玉りそな銀行/関西みらい銀行/ゆうちょ銀行/セブン銀行/ジャパンネット銀行/みずほ銀行/イオン銀行 |
見たい場所へGo!
SBIネオトレード証券の主幹事/幹事実績
SBIネオトレード証券では2017年からIPO取り扱いをスタートさせましたが、取扱自体はさほど多くはありません。
年度 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 |
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主幹事数 | 0社 | 0社 | 0社 | 0社 |
引受幹事数 | 7社 | 5社 | 3社 | 7社 |
しかしSBI証券の傘下になったのでこれからは取扱数も多くなってくるのではないでしょうか?
IPOルール【ブックビルディング編】
申し込める口数は1口座1単元
SBIネオトレード証券のIPOでは申し込みは1口座につき1単元(100株)です、当然当選株数も100株になります。
ブックビルディング(需要申告)時に前受金は不要
ブックビルディング(需要申告)時に前受金は必要ありません、資金なしで誰でも簡単に抽選に参加する事が出来ます。
当選・補欠当選時にメールが届くので、専用申込み画面から購入申込手続きを行いましょう。
複数のIPO銘柄へ申込可能
ブックビルディングへは前受金不要で参加できるので、当然複数のIPO銘柄への申し込みは可能になります。
ネット配分は100%
SBIネオトレード証券では配分された数量の100%を抽選にまわしています、また抽選方法は申込者全員に乱数を付与して機械的方法で完全ランダムに抽選を行います。
IPOルール【抽選編】
抽選発表時間と抽選結果
抽選発表時間
IPOの抽選は公募価格の決定日または翌営業日に行われ、抽選結果は登録メール宛に通知またはログイン後のお知らせ等に記載されます。
注意点として通知があるのは「当選」「補欠当選」した場合のみです、抽選漏れの場合は一切の通知はありません。
抽選結果
抽選結果は「当選」「補欠当選」「落選」の3通りです。
当選 | 注文して購入可能 |
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補欠当選 | 購入申込可能だが当選者が購入を放棄した場合に割り当てられる |
落選 | 購入不可 |
どこの証券会社も同じですが、SBIネオトレード証券での当選銘柄の購入期間は非常に短くなっています、なので当選・補欠当選した場合は購入申込期間中に忘れずに必ず購入申し込みを行いましょう。
資金拘束のタイミングは購入申込時
SBIネオトレード証券で当選した場合の資金拘束のタイミングですが、購入申込を行った後に資金が後続されます。
厳密的には購入申込後にSBIネオトレード証券が確認を行い、翌朝のメンテナンス明けに資金を拘束します。
IPO当選時にNISA口座での買い付けが可能
IPO銘柄に当選した場合に購入申込を行いますが、NISA口座で購入する事が可能です。※NISAの投資枠が不足している場合などは購入不可。
当選辞退に対するペナルティ等は無
IPO銘柄に当選後に購入を辞退もしくは購入申込を行わなかった場合でもペナルティー等は一切発生しません。
SBIネオトレード証券の売買手数料は業界最安値水準
SBIネオトレード証券の売買手数料は業界最安値水準となっており、現物株式の約定代金が10万円の場合では手数料はわずか88円です。
一律(つどつど)プラン
1注文の約定代金 | 手数料(税込) |
---|---|
5万円以下 | 55円 |
5万円超~10万円以下 | 88円 |
10万円超~20万円以下 | 106円 |
20万円超~50万円以下 | 198円 |
50万円超~100万円以下 | 374円 |
100万円超~150万円以下 | 440円 |
150万円超~300万円以下 | 660円 |
300万円超 | 880円 |
定額(おまとめ)プラン
1日の約定代金合計額 | 手数料(税込) |
---|---|
50万円以下 | 440円 |
50万円超~100万円以下 | 660円 |
100万円超~150万円以下 | 880円 |
150万円超~200万円以下 | 1,100円 |
以降100万円単位超過ごとに | 440円ずつ増加 |
信用取引の手数料は全銘柄無料
SBIネオトレード証券の信用取引では選択している手数料プラン関係なく全銘柄で取引手数料が無料になっています。
SBIネオトレード証券でIPOに申し込む方法
SBIネオトレード証券でIPO当選確率を上げるには
SBIネオトレード証券でIPO当選確率を上げる裏技みたいな方法はあるのでしょうか?
SBI証券では資金があればあるほど当選確率が上がる金持ち優位の仕組みになっていますが、SBIネオトレード証券では原則的にIPOの申し込みは1口座1単元なので当選確率は完全平等になっています。
コツコツとまめに抽選に参加するしかないですね。
まとめ
旧ライブスター証券からSBIネオトレード証券に商号変更したお陰で2021年のIPO取り扱いが早くも4件(3月時点)になりました、この調子でいけば確実に2桁は超えそうですね。
SBI証券が主幹事になった時に委託されるので、どれくらいの割り当て数があるのかは分かりませんが、大手ネット証券に比べて口座開設数が少ないので当選のチャンスは十分に考えられます。
SBIネオトレード証券の最大のメリットはブックビルディング時に前受金が必要ない事です、IPOの為の資金を口座に入金しておく必要がないのでノーリスクで抽選に参加する事が出来ます。
最後にSBIネオトレード証券で覚えておきたいIPOルールを挙げておきます。
- ネット配分100%の完全平等抽選
- ブックビルディングや抽選時に資金入金の必要なし
- 資金拘束のタイミングは購入申込時
- 当選銘柄はNISA口座で買付可能
- 「当選・補欠当選」辞退時にペナルティなし