LINE証券で2021年6月からスタートしたIPO（新規公開株）の抽選に参加する方法を紹介していきたいと思います。
LINE証券はLINEと野村ホールディングスが共同で開発したスマホ証券なので、野村證券が主幹事を務める場合に委託が回ってきます。
LINE証券のIPO抽選の特徴として「後期型抽選」方式を採用しているので「仮申込」と「抽選申込」の2回申込を行う必要があります。
LINE証券のIPO抽選に参加する手順は以下の4ステップになります。
LINE証券のIPOルールについては過去記事で詳しく紹介しています。
LINE証券のIPOルールや特徴・注意点など
資金の準備・入金
資金の準備
LINE証券のIPO抽選に参加する場合は公募価格 × 100株の資金が必要になりますが、公募価格は抽選日にならないと決定しません。
その代わりとして公募価格が決まる範囲を事前に示す仮条件があるので、この仮条件の上限金額×100株を入金すれば良いです。
例えば仮条件が「1,000円～1,100円」の場合は1,100円 × 100株＝11万円の抽選資金が必要になります。
資金の入金
最初にLINE証券にログインしてページ右下の「アカウント」⇒「入金」と進みましょう。
LINE証券では入金方法が3通りありますが、手数料無料で即時に振込を行えるクイック入金がおすすめです。
クイック入金が可能な金融機関は「ゆうちょ銀行／三菱UFJ銀行／三井住友銀行／みずほ証券／住信SBIネット銀行／楽天銀行／PayPay銀行」の7銀行です。
いずれかの銀行からLINE証券に入金を行いましょう。※銀行口座を開設している必要があります。
この様に抽選資金がLINE証券の口座にリアルタイムで入金されました。
【LINE証券】入金・出金する手順を分かりやすく解説！
仮申込
抽選資金の入金が完了したらIPO銘柄に仮申込を行っていきます、ホーム画面を下へスクロールしていきIPO（新規上場株）をタップ。
抽選に参加する銘柄をタップしましょう。
IPO銘柄の上場日や仮条件・申込上限などが記載されているので確認後にページ最下部の「仮申込へ」をタップします。
仮申込数量を変更出来る項目がありますが、申込上限は100株なのでこのままにしておき「仮申告する」をタップしましょう。
確認のダイアログが開くので「仮申込を確定する」をタップします。
6桁の暗証番号を入力しましょう。
以上で「IPO仮申込」の申込完了です。
ちなみに仮申込が完了すると銘柄の「仮申込 受付中」が「仮申込 完了✓」に代わります。
「仮申込」完了後でも出金可能
LINE証券にIPOの「仮申込」を完了した後でも抽選資金を出金する事は可能です。
資金が拘束されるのは「抽選（購入）申込」時なので、それまでに再入金をすればOKです。ただし出金手数料が220円（税込）かかるのでお勧めできません。
2021年11月1日から出金手数料が無料になりました。
「仮申込」をキャンセルする
仮申込期間中であれば「仮申込」のキャンセルや再申込が可能です、銘柄をタップして「仮申込を取り消す」からキャンセルを行いましょう。
抽選申込
LINE証券ではIPO銘柄の抽選申込が始まるとLINEに通知が届きます、このまま抽選に参加する場合は「抽選申込へ」をタップします。
アプリからの場合はログイン後に右下の
からIPO（新規公開株）と進み、受付中の銘柄をタップします。
ページ下の「抽選申込へ」をタップしましょう。
ここでは特にする事はありません、「つぎへ」をタップします。
目論見書を確認してから「目論見書を確認し同意する」をタップしましょう。
「抽選申込の確認」ページが表示されるので確認後に間違いがなければ「抽選申込を確定する」をタップします。
抽選申込の取り消しや当選後の購入キャンセルは出来ません。
6桁の暗証番号を入力すると抽選申込の完了です。
抽選発表
LINE証券のIPOでは抽選日の15:00以降に抽選結果がLINE公式アカウントから発表されます。
「当選」の場合はこのまま資金が拘束されて上場日より通常の売却が可能になります。※「落選」の場合は即時に資金が解放され他の取引に利用する事が出来ます。
まとめ
LINE証券のIPO抽選に申し込むには「仮申込」と「抽選申込」の2回申し込みを行う必要があります。
また「仮申込」時には「仮条件の上限金額 × 100株」分の資金が必要です。※申込後に資金移動可能。
LINE証券のIPO抽選に参加する場合の唯一のデメリットは出金手数料（220円）がかかる事です。
普段からLINE証券で取引を行っている場合は資金移動の必要はありませんが、IPO専用にしている場合は出金のたびに手数料を取られてしまいます。
例えばIPO抽選に10回参加した場合は、その都度入出金を繰り返せば出金手数料は2,200円と高額になってしまいます。
※2021年11月1日以降は銀行への振込手数料は無料になります。
