ここでは楽天証券で中国株を買う方法を初心者向けに紹介していきたいと思います。
楽天証券で買える中国株の種類ですが、香港市場と上海A株市場に上場している個別銘柄(1,294銘柄)と香港に上場しているETF(22銘柄)の約1,300銘柄です。
売買単位は100株から(香港株は銘柄によって異なります)で、手数料は最低550円から上限は5,500円までとなっています。
※記事内の価格はすべて税込価格です。
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中国株の種類
中国の株式市場は大きく分けて「上海」「深セン」「香港」の3種類に分類できます。
\中国の株式市場/
中国本土 | 上海 | A株 | メインボード |
---|---|---|---|
科創板 | |||
B株 | メインボード | ||
深セン | A株 | メインボード | |
中小板 | |||
創業板 | |||
B株 | メインボード | ||
香港 | メインボード | ||
GEM |
この中で楽天証券の顧客が購入できるのは「上海A株」と「香港株(ETF含む)」の約1,300銘柄です。
「香港証券取引所」に上場している銘柄と上海証券取引所(A株市場)」に上場している「上海・香港ストックコネクト」対象銘柄のうち、当社で選定した銘柄とします。当社取扱銘柄の買付に投資確認書の作成は必要ありません。出典:楽天証券 よくあるご質問
取引時間や注文受付時間
香港株の注文受付時間/市場取引時間(日本時間)
出典:楽天証券
外部リンク中国市場休場日はこちら
区分 | 香港市場取引時間(日本時間) |
---|---|
プレ・オープニング | 10:00~10:30 |
前場 | 10:30~13:00 |
昼休み | 13:00~14:00 |
後場 | 14:00~17:00 |
クロージング・オークション | 17:00~17:10 ※詳細はこちら(外部リンク) |
上海A株の注文受付時間/市場取引時間(日本時間)
出典:楽天証券
外部リンク中国市場休場日はこちら
区分 | 香港市場取引時間(日本時間) |
---|---|
プレ・オープニング | 10:15~10:25 |
前場 | 10:30~12:30 |
昼休み | 12:30~14:00 |
後場 | 14:00~15:57 |
クロージング・オークション | 15:57~16:00 |
注意事項
市場取引時間
\プレ・オープニング/
◆ 上海A株式の場合は注文可能だが約定せず。
◆ 香港株式の場合は10:20~10:22の間に約定する可能性あり。
◆ 市場取引時間終了後から翌日の取引開始時刻までに受付た注文はプレ・オープニングに発注。プレ・オープニングで約定しなかった場合は持ち越し。
\昼休み/
◆ 上海A株式の場合は注文可能だが約定せず。
\クロージング・オークション/
◆ 引け値で約定するため発注後すぐには約定せず。
注文受付時間
◆ 取消注文のみ不可な時間帯は「香港株(17:06~17:10)」「上海A株(10:20~10:25、15:57~16:00)」
◆ 注文受付時間内でもサービス停止をともなう計画メンテナンスあり。
注文日付
◆ 月~金は「0:00~市場取引時間終了まで当日注文」「20:00~24:00は翌営業日注文」
◆ 土日祝日は「終日翌営業日注文」
売買手数料
楽天証券の中国株(上海A株・香港株・中国ETF)を取引するに当たりかかる手数料は以下の通りです。
手数料区分 | インターネット取引 | |
---|---|---|
国内手数料 (対約定代金) |
~20万円 | 550円 |
20万円~200万円未満 | 約定代金の0.275% | |
200万円以上 | 5,500円 | |
現地手数料 | なし | |
現地手数料 | なし |
楽天証券の中国株売買時の手数料は20万円までなら一律550円になります、1万円分を購入しても20万円まとめて購入しても同じ550円です。
20万円から200万円までは約定代金に0.275%を掛けた金額が売買手数料になります、例えば50万円購入した場合は1,375円が手数料になる訳ですね。
約定代金が200万円以上の場合は上限が5,500円と決められています、なのでなるべくまとめて購入した方が手数料は割安になります。
「超割コース」で手数料の1%をポイントバック
楽天証券の売買手数料は「超割コース」と「いちにち定額コース」の2つのコースがあります。
この内「超割コース」を選択すると取引手数料の1%(大口優遇なら2%)をポイントバックして貰えます。
出典:楽天証券
ただしポイントバックは通常では1%なので、中国株式の最低手数料550円では5ポイントが付与される事になります。
200万円の取引で55ポイントなので過度の期待は出来ないですね。
【注意】売買手数料の他に別途為替手数料がかかる!
楽天証券の中国株では約定毎に売買手数料がかかりますが、その他にも別途為替手数料がかかります。
基本的に日本円で中国株の売買を行いますが、人民元や香港ドルに自動的に両替されます。この時に為替手数料がプラスされる訳ですね。
\為替手数料(片道)/
香港株 | 15銭 |
---|---|
上海A株 | 20銭 |
中国株の購入方法
資金の入金
ここからは中国株の買い方を紹介していきますが、あらかじめ楽天証券の口座に購入資金を入金しておきましょう。
トップページから「マイメニュー」⇒「入金(スマホでは入出金・振替)」と進むと13銀行からリアルタイムで入金が出来ます。※メンテナンス中は入金不可。
楽天銀行/三井住友銀行/三菱UFJ銀行/みずほ証券/ゆうちょ銀行/PayPay銀行/りそな銀行/埼玉りそな銀行/関西みらい銀行/セブン銀行/住信SBIネット銀行/イオン銀行/広島銀行
銘柄の検索
最初に購入する銘柄を決めていきますが、中国株の情報は中々少ないのでどんな株を購入したら良いのか迷いますね。
インターネットで「中国株 高配当」や「中国株 おすすめ」で検索して情報を得るのも良いし、楽天証券の中国株式株価検索ページから業種ごとに検索を行う方法もあります。
購入する銘柄が決まったら『注文・登録』欄の「買い」をクリックします。
他サイトで銘柄を見つけた場合は現地コードをコピーしておき、楽天証券トップページの検索ボックスにコードを貼りつけて左の項目から「中国株式」を選択、最後に右の検索ボタンをクリックします。
スマホの場合はトップページから「外国株式を探す」に進み、検索ボックスに現地コードを貼りつけて左の項目から「中国株式」を選択、最後に右の検索ボタンをタップします。
注文の入力
上海A株の場合
①数量
上海A株では売買単位は100株以上になっています、なので100株単位で入力を行いましょう。
②価格
価格を入力していきますが、中国株式の注文方法は「指値」で「当日有効のみ」となっています。
外部リンク値幅制限について
③口座
買い付ける口座を「一般」「特定」「NISA」の中から選択します。
④「確認」をクリック
「確認」をクリックします。
最後に確認画面が表示されるので注文内容に間違いがなければ暗証番号を入力して「注文」をクリックします。
香港株の場合
①数量
香港株では売買単位は銘柄によって異なります、今回は最低が1,000株でした。
②価格
価格を入力していきますが、中国株式の注文方法は「指値」で「当日有効のみ」となっています。
外部リンク値幅制限について
③口座
買い付ける口座を「一般」「特定」「NISA」の中から選択します。
④「確認」をクリック
「確認」をクリックします。
最後に確認画面が表示されるので注文内容に間違いがなければ暗証番号を入力して「注文」をクリックします。
注文の履歴を確認
証券口座のトップページの『外国株式 米国株・海外ETF』欄の「中国株式」⇒「注文」⇒「注文照会・取消」と進むと先ほど注文を行った銘柄が確認できます。
注文を取り消す場合は一番右にある「注文詳細」下の「取消」をクリックして注文取消を行いましょう。
約定の確認
約定したかどうかは楽天証券トップページの「今日のご注文」欄を確認して「約定1件」となっていれば約定が完了した事になります。
約定銘柄の詳細を確認する
証券口座のトップページの『外国株式 米国株・海外ETF』欄の「中国株式」⇒「注文」⇒「注文照会・取消」と進み、約定した銘柄の注文詳細をクリックすると約定単価やレートが確認できます。
購入した銘柄の損益を確認するには
購入した銘柄が利益を挙げているのか損失を出しているのかを確認するにはトップページの「保有商品一覧を見る」をタップします。※パソコンでは「保有商品一覧」となっています。
「保有商品詳細」欄で購入した銘柄の損益を確認する事が出来ます。
まとめ
ここでは楽天証券での中国株の手数料・取引時間・購入方法について紹介しました。
中国株を購入する場合は初めに楽天証券の口座に日本円を入金する必要があります。
注意点として中国株は米国株と違い売買は円貨決済のみとなっているので、取引のたびに為替手数料がかかる事になります。
その他にも売買を行うと約定毎に手数料(最低550円から上限5,500円)がかかります。
- 取引できるのは「上海A株」「香港株」の2種類
- 決済通貨は「円」
- 為替手数片道「香港株 15銭」「上海A株 20銭」
- 売買手数料は約定代金の0.275%(税込)※最低550円・上限5,500円
- 取引単位は100株以上※香港株は銘柄によって異なる