ここではSBI証券の特徴や手数料・メリット・デメリットなどを紹介していきたいと思います。
SBIホールディングスのグループ企業であるSBI証券は口座開設数が600万とネット証券最大手で、最も多くの個人投資家に利用されている使い勝手の良い証券会社です。
SBI証券のメリットはIPO取扱数の多さ・豊富な外国株の取扱い・取扱投信本数の多さです、また取引手数料が安いのも評判を呼んでいます。
※記事内の価格はすべて税込価格です。
見たい場所へGo!
SBI証券とは
SBI証券はSBIホールディングス株式会社の100%出資子会社で、2021年時点では総合口座数が600万口座と野村證券を抜いてナンバーワンになりました。
取扱商品は「株」「FX」「投資信託」「外国株式」「債券」「金」「CFD」「先物・ オプション」「ロボアド」「確定拠出年金(iDeCo)」「NISA(つみたてNISA)」などがインターネットを介して簡単に取引可能です。
ちなみにSBIとは以下の略を表しています。
- Strategic[戦略的な]
- Business[事業の]
- Innovator[革新者]
SBI証券のメリット
SBI証券が株取引初心者に人気の理由は以下の点です。
- 1日の取引合計金額100万円までの売買手数料が無料(アクティブプラン)
- 高性能取引ツール「HYPER SBI」が利用可能
- IPO銘柄の取扱数はトップクラス
- 株取引でTポイントが貯まる
- 外国株が取引できる
アクティブプランなら1日の取引合計金額100万円までの売買手数料が無料
SBI証券では 1回の注文に対して手数料がかかるスタンダードプランと、1日の注文代金の合計金額に対して手数料がかかるアクティブプランの2通りに分かれています。
アクティブプランでは現物取引・信用取引それぞれ100万円までの取引手数料は無料となっています。
ちなみにアクティブプランでは1日に現物取引・信用(一般/制度)取引の合計で最大300万円までの手数料が0円になります。
25歳以下(U25)の場合、国内株式(現物)の手数料は実質0円となっています。※後日キャッシュバックされます。
現物取引の手数料
スタンダードプラン
1回の注文に対して手数料がかかるプラン。
1注文の約定代金 | 手数料 |
---|---|
~5万円 | 55円 |
~10万円 | 99円 |
~20万円 | 115円 |
~50万円 | 275円 |
~100万円 | 535円 |
~150万円 | 640円 |
~3,000万円 | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
アクティブプラン
1日の注文代金の合計金額に対して手数料がかかるプラン。
1日の約定代金 | 手数料 |
---|---|
100万円まで | 0円 |
200万円まで | 1,238円 |
300万円まで | 1,691円 |
以降100万円増加ごとに | プラス295円 |
信用取引の手数料
スタンダードプラン
1回の注文に対して手数料がかかるプラン。
1注文の約定代金 | 通常 | 大口優遇※ |
---|---|---|
~10万円 | 99円 | 0円 |
~20万円 | 148円 | |
~50万円 | 198円 | |
50万円超 | 385円 |
※大口優遇の条件はコチラで確認して下さい。
アクティブプラン
1日の注文代金の合計金額に対して手数料がかかるプラン。
1日の約定代金 | 通常 | 大口優遇※ |
---|---|---|
100万円まで | 0円 | 0円 |
200万円まで | 880円 | |
以降100万円 増加ごとに |
440円ずつ増加 |
※大口優遇の条件はコチラで確認して下さい。
高性能取引ツール「HYPER SBI」が利用可能
SBI証券が提供するリアルタイム・トレーディングツール「HYPER SBI」は投資に必要な情報収集や注文の発注などを行う事が出来るツールです。
チャート画面では過去20年以上前の値動きを確認したりテクニカル分析に必要なチャートを約40種類準備しています。
また新規注文や取消などがドラッグ&ドロップで行えて、一刻を争うトレードに有利な注文機能を備えています。
注意点としてHYPER SBIはWindows環境で利用可能なので、iPad・MacOS・スマホからは利用できません。
1か月550円 3か月1,650円で利用できます、ちなみにSBI証券で「信用取引口座」または「先物・オプション取引口座」を開設すれば無料になります。
IPO銘柄の取扱数はトップクラス
SBI証券ではIPO(新規公開株)の取扱数が証券会社の中でもトップクラスで、割当株数が多い主幹事を任される回数も多いです。
IPOを簡単に説明すると企業が株式市場に上場する事ですね。
IPO(新規公開株)とは企業が資金集めをするために自分の会社の株式を一般の投資家に売りに出すこと。
SBI証券では「IPOチャレンジポイント枠」という抽選枠を設けており、IPOチャレンジポイントの使用数が多い人から当選する仕組みになっています。
IPOチャレンジポイントとはIPO(新規公開株)のブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じて付与されるポイントで、抽選で落選した場合に1銘柄につき1ポイントが加算されます。
このIPOチャレンジポイントを以降のIPO申し込み時にまとめて使用するとIPOが当選しやすくなります。
株取引でTポイントが貯まる
SBI証券ではTポイントサービスと連携している為、株の取り引きや手続きを行う事でTポイントが貯まります。
国内現物株式の場合はスタンダードプランの手数料及び現物PTS取引手数料の月間合計手数料の1.1%相当のTポイントが貯まります。
ポイント投資
投資信託の買い付け時にTポイントを利用することができます、最低100円分から買い付けが可能なのでTポイントを少ししか持っていない人でも気軽にポイントを使う事が可能です。
- 「Tポイント」が投資に利用できる
- 最低100円分から投資信託の買付が可能
- 利用できるポイント数には上限・下限なし(※1)
- ポイント利用の場合は買付代金の全部or一部どちらでもOK
(※1) 「一部利用する」を選択して利用するポイント数を指定する場合は1注文あたり99,999,999ptが上限。
外国株が取引できる
SBI証券では海外の市場に上場している株式を取引する事が出来ます、取引できる銘柄は全部で9か国(米国・中国・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシア)です。
また米国株式の取引手数料は約定代金の0.495%で、最低取引手数料0ドル・上限取引手数料22ドルとかなりリーズナブルになっています。
最低取引手数料 | 0ドル |
---|---|
取引手数料 | 約定代金の0.495 % |
上限取引手数料 | 22ドル |
- 年間で4回の配当金を支払う企業が多い
- すべての上場株式・ETFを1株単位で購入できる
SBI証券のデメリット
今度はSBI証券のデメリットを挙げてみました。
- ネット取引オンリー
- セキュリティ面が不安
ネット取引オンリー
SBI証券はインターネット専用証券なので店舗というものがありません、なので口座開設から入金・取引の全てをネットから全て行う必要があります。
実店舗がある証券会社なら分からない場合は店舗に出向いてアドバイスを求める事が出来ますが、ネット証券では電話での問い合わせが精一杯のサービスになります。
ちなみにSBI証券では通常のインターネットコース以外に店舗や電話で相談しながら投資を行えるプランがあります。
このプランはSBI証券のグループ企業のSBIマネープラザやIFAが提供しています。
セキュリティ面が不安
SBI証券では2020年9月に顧客の口座に第三者が不正にアクセスして顧客が持つ金融商品が勝手に売却される事件があり、6人の顧客の口座から計9,864万円が流出しました。
また岡三オンライン証券では不正アクセスの被害を公表、サクソバンク証券では顧客情報の流出がありました。
ちなみにワタシはサクソバンク証券に口座を開設している関係で被害に会いました。
お客様に関しましては以下の情報が流出したことが確認されています。
●ユーザーID、氏名、生年月日、住所、電話番号、電子メールアドレス
※ご提出いただいたマイナンバー/本人確認書類/銀行口座情報は流出しておりません。
飼いヌコ
SBI証券を装ったフィッシングメールにうっかりIDやパスワードを入力してしまったりする場合もあるので注意が必要になります。
ユーザーIDやパスワードを自分で管理する必自信がない場合などはやはりデメリットになりますね。
まとめ
ここではSBI証券の特徴や手数料・メリット・デメリットなどを挙げました。
SBI証券のアクティブプランでは現物・信用共に1日100万円以内なら手数料は0円なので、つなぎ売りを行う場合に非常に役に立ちます。

その他でもIPO(新規公開株)の取り扱いが多く主幹事を任される事も多いで、IPOの当選確率を上げたい場合は必ず口座を開設しておきたいです。
- 株式売買手数料100万円まで0円(アクティブプラン)
- 株取引きでTポイントを貯めたり使ったりできる
- IPO銘柄の取り扱いが多い
- 外国株が1株から買える
SBI証券はネット証券の中で口座開設数や国内株式個人売買代金シェアがナンバーワンの人気ネット証券です、なので株式投資を始める場合はぜひ口座を開設しておきたいですね。