SBI証券はSBIホールディングスの一員としてネット証券業界で最大の口座開設数を誇り、1,200万口座(SBIグループ全体)を超える個人投資家に利用されている使いやすさが魅力の証券会社です。
その特徴としてはIPO取扱数の多さや外国株の取扱いの豊富さ、そして投資信託本数の多さが挙げられます。
これらはSBI証券が提供するメリットとして広く認識されています、さらに低コストの取引手数料も評価されておりこれら全てがSBI証券の強みとなっています。
ここではSBI証券の特徴や手数料・メリット・デメリットなどを紹介していきたいと思います。
※記事内の価格はすべて税込価格です。
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SBI証券とは
SBI証券はSBIホールディングス株式会社の100%出資子会社で、2023年時点では総合口座数が1,000万口座の大台を突破しました。
取扱商品は「株」「FX」「投資信託」「外国株式」「債券」「金」「CFD」「先物・ オプション」「ロボアド」「確定拠出年金(iDeCo)」「NISA(つみたてNISA)」などがインターネットを介して簡単に取引可能です。
ちなみにSBIとは以下の略を表しています。
- Strategic(戦略的な)
- Business(事業の)
- Innovator(革新者)
SBI証券のメリット
SBI証券が株取引初心者に人気の理由は以下の点です。
- 国内株式売買手数料が0円
- 高性能取引ツール「HYPER SBI」が利用可能
- IPO銘柄の取扱数はトップクラス
- 株取引でポイントが貯まる
- 外国株が取引できる
- 夜間取引が可能
国内株式売買手数料が0円
SBI証券では2023年9月30日発注分から国内株式(現物・信用・S株)の売買手数料が0円になりました。
SBI証券のインターネットコースでは「スタンダードプラン」「アクティブプラン」という二つの手数料プランを提供しています。
今回の「ゼロ革命」開始によりどちらのプランの顧客も条件を満たす事により約定代金に関わらず売買手数料が0円となりました。
売買手数料0円の条件は以下の①~③の取引報告書や各種交付書面を全て郵送から電子交付に切り替えるだけです。
①円貨建・米株信用の各種報告書 ②外貨建(米株信用を除く)の各種報告書 ③特定口座年間取引報告書 |
高性能取引ツール「HYPER SBI」が利用可能
SBI証券が提供するリアルタイム・トレーディングツール「HYPER SBI」は投資に必要な情報収集や注文の発注などを行う事が出来るツールです。
チャート画面では過去20年以上前の値動きを確認したりテクニカル分析に必要なチャートを約40種類準備しています。
また新規注文や取消などがドラッグ&ドロップで行えて、一刻を争うトレードに有利な注文機能を備えています。
注意点としてHYPER SBIはWindows環境で利用可能なので、iPad・MacOS・スマホからは利用できません。
1か月550円 3か月1,650円で利用できます、ちなみにSBI証券で「信用取引口座」または「先物・オプション取引口座」を開設すれば無料になります。
IPO銘柄の取扱数はトップクラス
SBI証券ではIPO(新規公開株)の取扱数が証券会社の中でもトップクラスで、割当株数が多い主幹事を任される回数も多いです。
IPOを簡単に説明すると企業が株式市場に上場する事ですね。
IPO(新規公開株)とは企業が資金集めをするために自分の会社の株式を一般の投資家に売りに出すこと。
SBI証券では「IPOチャレンジポイント枠」という抽選枠を設けており、IPOチャレンジポイントの使用数が多い人から当選する仕組みになっています。
IPOチャレンジポイントとはIPO(新規公開株)のブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じて付与されるポイントで、抽選で落選した場合に1銘柄につき1ポイントが加算されます。
このIPOチャレンジポイントを以降のIPO申し込み時にまとめて使用するとIPOが当選しやすくなります。
SBI証券のIPOルールや当選確率を上げるコツ株取引でポイントが貯まる
SBI証券ではVポイント・Pontaポイント・dポイント・JALマイル・PayPayポイントと連携しており、株式の購入金額や投資信託の保有額に応じていずれか選択したポイントが貰えます。
国内現物株式の場合はスタンダードプランの手数料及び現物PTS取引手数料の月間合計手数料の1.1%相当のポイントが貯まります。
外国株が取引できる
SBI証券を通じて、海外の9か国(米国・中国・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシア)の株式市場で取引が可能です。
特に米国株式の取引手数料は約定代金の0.495%という低コストで最低手数料は0ドル、上限手数料は22ドルとなっており非常にリーズナブルです。
最低取引手数料 | 0ドル |
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取引手数料 | 約定代金の0.495 % |
上限取引手数料 | 22ドル |
- 年間で4回の配当金を支払う企業が多い
- すべての上場株式・ETFを1株単位で購入できる
夜間取引が可能
SBI証券ではPTS取引があるため夜間でも取引を行う事が可能です。※朝8:20~深夜23:59まで。
PTS取引とは通常の株式投資が行われる取引市場とは別に設けられた、私設取引所で行われる取引の事。
日本証券業界の定める「上場株券等の取引所金融商品市場外での売買等に関する規則」に従って開設されたもの。
※信用取引の取引時間は9:00~11:30、12:30~15:00
SBI証券のデメリット
今度はSBI証券のデメリットを挙げてみました。
- ネット取引オンリー
- セキュリティ面が不安
ネット取引オンリー
SBI証券はインターネット専用証券なので店舗というものがありません、なので口座開設から入金・取引の全てをネットから全て行う必要があります。
実店舗がある証券会社なら分からない場合は店舗に出向いてアドバイスを求める事が出来ますが、ネット証券では電話での問い合わせが精一杯のサービスになります。
ちなみにSBI証券では通常のインターネットコース以外に店舗や電話で相談しながら投資を行えるプランがあります。
このプランはSBI証券のグループ企業のSBIマネープラザやIFAが提供しており、投資家がより安心して投資を行う事ができます
セキュリティ面が不安
SBI証券では2020年9月に顧客の口座に第三者が不正にアクセスして顧客が持つ金融商品が勝手に売却される事件があり、6人の顧客の口座から計9,864万円が流出しました。
また岡三オンライン証券では不正アクセスの被害を公表、サクソバンク証券では顧客情報の流出がありました。
ちなみにワタシはサクソバンク証券に口座を開設している関係で被害に会いました。
お客様に関しましては以下の情報が流出したことが確認されています。
●ユーザーID、氏名、生年月日、住所、電話番号、電子メールアドレス
※ご提出いただいたマイナンバー/本人確認書類/銀行口座情報は流出しておりません。
飼いヌコ
SBI証券を装ったフィッシングメールにうっかりIDやパスワードを入力してしまったりする場合もあるので注意が必要になります。
ユーザーIDやパスワードを自分で管理する必自信がない場合などはやはりデメリットになりますね。
まとめ
SBI証券では2023年の9月30日より国内株式(現物・信用・S株)の売買手数料が0円になったので手数料を気にせずに株式の売買が行えます。
その他では株式の取引で各種ポイントが貯まったり、貯めたポイントで投資を行えるのも大きな特徴です。
またIPO(新規公開株)の取り扱いが多く主幹事を任される事も多いで、IPOの当選確率を上げたい場合は必ず口座を開設しておきたいです。
- 国内株式売買手数料が0円
- 株取引きでポイントを貯めたり使ったりできる
- IPO銘柄の取り扱いが多い
- 外国株が1株から買える
SBI証券は口座開設数や国内株式個人売買代金シェアでトップクラスの評価を受けているネット証券です。
そのため株式投資を始める際にはSBI証券で口座を開設することを強くお勧めします。