SBI証券でIPO当選株の購入申込⇒初値売りの手順を初心者向きに紹介していきたいと思います。
IPOとはInitial Public Offeringの略で新規公開株を意味します、分かり易く説明すると企業が資金を集めるために株を投資家に売り出す事です。
要するに新しく上場する株ですね、このIPOの特徴は上場する前に買うので高確率で利益を得ることが出来る事です。
前日、ソフトバンク(9434)に当選しました。
ネットで調べてみると応募倍率は1.1倍程度で、先の通信障害で購入キャンセルが続出しているそうです。
当選IPO株の購入手続き
SBI証券へログインしてトップページから『取引』⇒『IPO・PO』と進み、当選した銘柄の購入意思表示欄に『当選株購入』ボタンがあるのでクリックしていきましょう。
『契約締結前交付書面を閲覧する』をクリックしましょう。
『新規公開株式の契約締結前交付書面』のPDFファイルを開いて閲覧後、『内容を理解しました』をクリックしましょう。
次に『目論見書を閲覧する』をクリックします。
『上記事項に了承し、目論見書を閲覧する』に進みます。
すると画面が切り替わります、ここでは購入意思株数を入力します。ちなみに口座開設時に確定申告が原則不要な『特定口座』を開設してる場合は『特定』を選択します。
最後に取引パスワードを入力し『意思表示確認画面へ』をクリックしましょう。
購入ボタンが表示されるのでポチッと押しましょう。
『購入意思表示を受付いたしました』と表示されていれば購入完了です。
購入完了後の再確認方法
購入手続きが終わりましたが、購入意思表示の受付が完了していなければ購入手続きは完了しません。購入手続きを確実に完了させるためにも再確認を行いましょう。
トップページから『取引』⇒『IPO・PO』と進み①『購入意思表示ボタン』が消えているのを確認します、②購入結果欄に『株数』『預かり区分』が記載されていれば手続きは完了です。
購入したIPOを初値売りする方法【2023年6月26日以降成行売り禁止】
それでは購入したIPOを初値売り(上場初日に初値で売却)していきましょう。
現在では日本に証券取引所は4か所ありますが、取引時間は以下の通りです。
取引所名 | 前場 | 後場 |
---|---|---|
東京証券取引所 | 9時~11時30分 | 12時30分~15時 |
名古屋証券取引所 | 9時~11時30分 | 12時30分~15時30分 |
札幌証券取引所 | 9時~11時30分 | 12時30分~15時30分 |
福岡証券取引所 | 9時~11時30分 | 12時30分~15時30分 |
注意点として上場前日に注文は出来ないので、上場当日の朝9時(午前4時頃から注文可能)までに『成行』で売り注文を行いましょう。
2023年6月26日より上場日の成行売買注文が禁止となりました。
なので初値が付いた日は成行注文が出来なくなります。※翌営業日から成り行き注文が可能。
どうしても初値で売却したい場合は公開価格の4分に1もしくは半値ほどで指値売り注文を出すと利益でも損失でも初値で売却する事が可能です。
今現在の価格で売却する方法、早く売りたい場合の約定優先の注文方法。
SBI証券にログイン後『口座管理』をクリックします。
対象IPO銘柄の『現売』をクリックします、ここではソフトバンクになります。
注文内容を確認して『注文発注』をクリックしましょう。
最後に『注文受付(現物売)』が表示されると注文完了です。
初値売りの価格や損益
9時過ぎに価格を確認してみるとすでに初値が付いていて1,463円でした。
今現在お昼を回ったところですが、株価は1,342円まで下落しています。
それでは本当に売却されたのか確認していきましょう、SBI証券にログインして『取引』⇒『注文紹介』と進みましょう。
注文一覧ページが表示されましたがページ左下に『約定』と記載されているのでどうやら売却が成功したみたいですね、午前9時に100株が1,463円で約定完了です。
さっそく損益をチェックしていきましょう、『当日約定一覧』をクリックします。
当日に約定した注文が表示されていますが、左から、①『平均約定単価』②『手数料/諸経費等』③課税額/譲渡益税』④『受渡金額/決済損益(日計り分)』となっています。
約定価格1,463円の100株で146,300円、ここから手数料と税金を引かれた146,187円が口座に戻ってくる金額ですね。
平均約定単価 | 1,463円 |
---|---|
手数料/諸経費等 | 105円 |
課税額/譲渡益税 | 8円 |
受渡金額/決済損益(日計り分) | 146,187円 |
SBI証券では2023年9月30日発注分から国内株式売買手数料が0円になりました。※条件を満たす必要あり。
まとめ
ここではSBI証券で当選したIPO株の購入申込⇒初値売りを行いましたが、残念ながら今回のIPOは公募価格割れとなってしまいました。
IPOではかなりの確率で公募価格より初値が高くなるのですが、今回は上場前から不穏な空気になっていましたからね(笑)。
しかしながらIPOには大きな利益獲得のチャンスがあるので、これからも積極的に挑戦していきたいと思います。