SBI証券のIPOルールや当選確率を上げるコツ

ここではSBI証券のIPOルールをわかり易く紹介していきたいと思います。

IPOとはInitial Public Offeringの頭文字を取ったもので、企業が新たに株式を証券取引所に上場して投資者に取得させる事です。

IPO投資の最大のメリットは上場前に株を割安で購入して上場後に売却する事で比較的高確率で利益が得られる事です。

SBI証券の場合はIPO銘柄のほとんどを取り扱っており、2020年の場合は15銘柄で主幹事を引き受けた実績があります。

またIPOの当選確率を挙げることが出来る「IPOチャレンジポイント枠」というのを設けているのが大きな特徴です。

\SBI証券のIPOルール/

主幹事実績(2020年) 15件
申し込める口数 1口座で複数単元
同資金重複申込
抽選方法と配分割合 資金比例方式 40~50%
BB時の買付余力 必要(申込時不要)
入金時期
公開価格決定日の18時まで
資金拘束のタイミング 当選時
抽選発表時間
抽選日の18時以降
抽選結果 当選・補欠・落選
NISA口座買付
当選辞退のペナルティ なし
口座開設数 600万
即時入金 住信SBIネット銀行
三菱UFJ銀行
三井住友銀行
みずほ銀行
りそな銀行
埼玉りそな銀行
関西みらい銀行
楽天銀行
PayPay銀行
ゆうちょ銀行
セブン銀行
スルガ銀行
イオン銀行

SBI証券の主幹事/幹事実績

SBI証券では毎年全体の約9割ほどの幹事を引き受けており、IPO投資では無くてはならない証券会社です。

2020年 2019年 2018年
引受幹事数
()は主幹事数
85社(15) 82社(7) 86社(11)
もはやIPO幹事の常連と言えますね。

IPOルール【ブックビルディング編】

1つの銘柄に複数単元の申込が可能

一般的なIPOでは1つの銘柄に対して1単元(100株)しか申し込むことが出来ませんが、SBI証券では資金に余裕があれば複数単元の申込が出来ます。

なので200株当選とかは普通に実現しています、うらやましい限りですが…。

SBI証券では資金が沢山あるほど当選確率が上がる「口数比例方式」を採用しています、例えば売出価格が1,000円のIPO銘柄の場合は1,000円×100株=10万円の資金が必要になります。

SBI証券の口座に10万円が入金されている場合は1口(100株)分が抽選対象となりますが、1,000万円入金していた場合は100口(10,000株)分が抽選の対象となります。

う~む、抽選確率が100倍も違ってくるのか…。

ブックビルディング申込時は前受金は必要ないが抽選時には必要

SBI証券ではブックビルディング申込時は資金を用意しておく必要はありません、なので無資金でもブックビルディングに申し込む事は出来ます。

資金なしで抽選できるの?

発行(売出)価格決定日の18:00以降に抽選が行われるので、それ以前までに資金を入金しておけばOKです。

同一資金での複数のブックビルディング可能

12月などは連日のIPO銘柄が売り出されますが、複数のブックビルディングが重なった場合は同一の資金で抽選に参加する事が出来ます。

以下の3社に同時に申し込む場合は100万円を入金する必要は無く、一番売出価格の高い銘柄(ここでは50万円)を用意すれば抽選に参加できます。

  • A社 20万円
  • B社 30万円
  • C社 50万円

【注意点】当選した場合は買付余力が不足する場合も

複数の需要申告を行っている場合、ここでは3社すべてに申告していて1社に当選した場合は買付余力が不足する場合があります。

以下の場合ではA⇒B⇒Cの順番で抽選が行われ、A社に当選すると50万円中20万円が拘束されてしまいます。

結果前受金が30万円になり、B社の抽選には参加出来ますがC社の抽選には資金不足で参加不可能になります。

  • A社 20万円(当選)
  • B社 30万円
  • C社 50万円

抽選日が後日なら追加入金すれば問題ないのですが、同日抽選の場合は追加入金は不可能ですね。

滅多に当選しないので取り越し苦労かもしれないですね。

同一日に新規上場株式の抽選が複数銘柄行われる場合の抽選順位
  1. 発行決議日順
  2. ブックビルディング開始日順
  3. 上場日順
  4. 銘柄コード順

IPOルール【抽選編】

抽選配分は40~50%

SBI証券ではIPO割当株数の40~50%が個人向けのネット抽選に回ります、当選本数が10,000本の場合は4,000~5,000本が抽選配分へ回される事になりますね。

ネット抽選に回る40~50%の内訳は以下の通りです。

60% 申込口数に対して厳正かつ公正な抽選を行う
30% 上記の抽選で落選した顧客を対象にIPOチャレンジポイントの申込ポイント数が多い順に当選
10% 上記2回の抽選で落選した顧客の中から裁量配分を行う

IPOチャレンジポイントを使用しなかった場合は全体の配分数の内の2~3割(当選本数が10,000本だった場合は2,400~3,000本)が当選する訳ですね。

IPOチャレンジポイントとは?

IPO(新規公開株)の抽選で落選した場合にSBI証券から与えられるポイントで、1つの銘柄につき1ポイントが付与されます。

IPOチャレンジポイントを貯めて次回以降のIPO申し込み時にポイントを使用する事でIPOに当選しやすくなります。

当選しやすくなる?

SBI証券では最初に「抽選枠(60%)」で抽選が行われ当選および落選が決定します、この抽選で落選した顧客に対して「IPOチャレンジポイント枠(30%)」で再抽選が行われます。

「IPOチャレンジポイント枠」ではIPOチャレンジポイントを多く使用した順に当選する仕組みになっています。

どれくらいのポイントがあれば当選するのかな?

具体的に何ポイントあれば当選するかという指標は無く、銘柄の人気度にもよりますが200~500ポイントは必要とされています。

IPOチャレンジポイント使用時の注意点

IPOチャレンジポイント使って落選した場合はポイントは返還されて落選分のポイントが+1加算されるので問題ありません。

問題は当選・補欠当選した場合に購入を申し込まなかったり辞退するとポイントが消滅してしまう点です。

\IPO当選時/

IPO当選 購入した場合 使用ポイントが消滅
購入意思表示を行わなかった場合
購入辞退した場合

\IPO補欠当選時/

IPO補欠当選 繰上購入した場合 使用ポイントが消滅
購入意思表示を行わなかった場合
購入辞退した場合
購入意思表示をしたが繰上当選しなかった場合 使用したポイントに1ポイント加えた値を加算

間違っても公募割れしそうな銘柄にIPOチャレンジポイントを使うのは勿体無いです、「S」または「A」でかなりの利益が稼げそうな場合に絞ってポイントを使用するのが良い方法かと思われます。

一撃必殺作戦ですね。

抽選発表時間と抽選結果

抽選結果の発表は抽選日の18時以降

SBI証券のIPO抽選結果が発表されるのは抽選日の18時以降で、サイトトップページの「取引」⇒「IPO・PO」から確認可能です。

抽選結果は「当選」「補欠当選」「落選」の3パターン

抽選結果は「当選」「補欠当選」「落選」の3パターンになります。

抽選結果のパターン
  • 当選
  • 補欠当選
  • 落選

ちなみに「当選」「補欠当選」の場合はSBI証券から登録メールアドレス宛にメールが届きます。

設定方法は「口座管理」⇒「お客さま情報 設定・変更」⇒「Eメール通知サービス」⇒「新規上場(IPO)公募増資・売出(PO)当選/補欠当選通知メール登録」と進みます。

右側の「変更」をクリックして「通知設定」欄の「通知」にチェックを入れればOKです。

通知が来なかったら落選か~。

当選・補欠当選した場合は購入申込期間内に忘れずに購入手続きを行いましょう。

「NISA」「ジュニアNISA」で購入申込が可能

IPOに「当選」「補欠当選」した場合に「NISA」「ジュニアNISA」購入申込をすることが出来ます。

NISA枠を利用する事で年間120万円までの譲渡益が非課税になります、もちろんIPOで得た利益も非課税になります。

\IPO初値売り売却益が20万円の場合/
口座区分 課税率 支払う税金
特定・一般口座 所得税15.315% 住民税5% ※復興特別税を含む 4万630円
NISA口座 非課税 0円

当選を辞退してもペナルティ等はなし

当選を辞退したり購入申込を行わなかった場合は原則としてペナルティはありません

ただしIPOチャレンジポイントを使用していた場合はポイントが消滅してしまうので注意が必要です。

\IPOチャレンジポイントの増減/

当選した場合 購入 使用ポイントが消失
そのまま何もしなかった
辞退
補欠当選した場合 購入して繰上当選 使用ポイントが消失
そのまま何もしなかった
辞退
購入申込をして繰上当選しなかった 使用されたポイントに1p加えた値を加算

資金拘束・解放のタイミング

SBI証券では公開価格決定日に抽選が行われ、当選または補欠当選すると「発行価格×当選(補欠当選)株数」の資金が拘束されます。

当選・補欠当選の辞退を行った場合はすぐに資金は解放されますが、購入意思表示を行わなかった場合は購入意思表示期間の終了時に解放されます。

落選 落選後すぐ
当選・補欠当選時に辞退 辞退後すぐ
当選・補欠当選時に購入意思表示を行わない 購入意思表示期限最終日の12:00
補欠当選購入申込後に繰上当選せず 購入意思表示期限最終日の12:00

SBI証券の手数料

現物株式売買手数料

IPOで当選した場合は購入手数料は無料ですが、売却する場合は手数料がかかります。

売る時は手数料がかかるのね。

ちなみにSBI証券では売買手数料プランが2パターンあります。

SBI証券の手数料プラン
  • スタンダードプラン⇒1約定毎に手数料が発生
  • アクティブプラン⇒1日の合計約定金額に対して手数料が発生
\スタンダードプラン/

現物取引手数料「スタンダードプラン」
約定代金 手数料(税込)
~5万円 55円
~10万円 99円
~20万円 105円
~50万円 275円
~100万円 535円
~150万円 640円
~3,000万円 1,013円
3,000万円超 1,070円

\アクティブプラン/

現物取引手数料「アクティブプラン」
約定代金 手数料(税込)
~100万円 0円
~200万円 1,278円
以降100万円増加ごとに 440円ずつ増加

IPOで当選した銘柄を売却する場合はプランを「アクティブプラン」に変更しておくと100万円までは手数料が無料になります。

変更方法はトップページから「口座管理」⇒「お客さま情報 設定・変更」⇒「お取引関連・口座情報」⇒「国内株式手数料プラン」から行えます。

入出金手数料

入金手数料

SBI証券での入金方法は以下の5パターンです。

SBI証券への入金方法
  • SBIハイブリッド預金
  • 即時入金
  • リアルタイム入金
  • 銀行振込
  • ゆうちょ銀行振替入金
◆ SBIハイブリッド預金

住信SBIネット銀行とSBI証券を連携させる事で、住信SBIネット銀行内でSBIハイブリッド預金に振替を行うとSBI証券口座の買付余力に手数料無料でリアルタイムで自動的に反映されます。

めちゃくちゃ便利ですね~。

SBI証券でIPO投資を行う場合は住信SBIネット銀行の口座を開設しておくと非常に便利です。

◆ 即時入金

SBI証券と提携している金融機関の口座を開設していれば、24時間(メンテナンス時間を除く)手数料無料でリアルタイムに入金できるサービスです。

\利用可能な金融機関/
住信SBIネット銀行/三菱UFJ銀行/三井住友銀行/みずほ銀行/りそな銀行/埼玉りそな銀行/関西みらい銀行/楽天銀行/PayPay銀行/ゆうちょ銀行/セブン銀行/スルガ銀行/イオン銀行

※「提携金融機関のネットバンキングの契約」が必要です。

◆ リアルタイム入金

SBI証券と提携している地方金融機関の口座を開設していれば、手数料無料でリアルタイムに入金できるサービスです。

\15:00前までの入金で即時反映/
阿波銀行/福井銀行/秋田銀行/仙台銀行/北日本銀行/三重銀行/第三銀行/清水銀行/愛媛銀行/四国銀行/南日本銀行/豊和銀行/宮崎太陽銀行/富山銀行

\入金反映は翌営業日扱い/
京葉銀行/紀陽銀行/筑邦銀行/東和銀行/福島銀行/広島銀行/みちのく銀行/筑波銀行/山口銀行/もみじ銀行/北九州銀行
◆ 銀行振込

顧客専用の振込用口座から振込入金を行う方法で、振込手数料は顧客負担です。

買付余力への反映時間は、銀行の営業時間内の場合は約1~2時間です。※14:00以降の振込は翌営業日になる場合あり。

◆ ゆうちょ銀行振替入金

顧客のゆうちょ銀行口座からインターネット上の操作で手数料無料で振込可能なサービスです。

\買付余力への反映/

平日0:00~6:59 当日18:00頃
平日7:00~14:29 翌営業日9:00頃
平日14:30~23:59 翌営業日18:00頃
土日祝日 翌営業日18:00頃

出金手数料

SBI証券から登録金融機関宛に振り込み手数料無料で振り込んで貰えます。

\出金指示時間と出金予定日/

毎営業日15時30分まで 翌銀行営業日
毎営業日15時30分以降 翌々銀行営業日

ただし上記の銀行振込の場合は最短振込は翌銀行営業日になります、当日にリアルタイムで出金したい場合はSBIハイブリッド預金を利用しましょう。

当選確率を上げるコツはたった2つ

SBI証券のIPO抽選で当選確率を上げるコツは2つあります。

当選確率を上げるコツ
  • 資金をたくさん用意する
  • IPOチャレンジポイントを貯める

資金をたくさん用意する

SBI証券のIPOでは100株につき1口の抽選権が与えらえますが「口数比例方式」を採用しているので複数口の申込が出来ます。

100株⇒1口
10,000株⇒100口

このように申込株数が多いほど当選確率が上がっていく仕組みになっており、資金が多ければ多いほど当選しやすくります。

金持ち有利な仕組みなのか~。

IPOチャレンジポイントを貯める

もう一つの方法はIPOチャレンジポイントを貯める事です。

IPOの抽選に外れた場合は資金の有無にかかわらず1銘柄に1ポイントが与えられるので、小まめに貯めてい欲しい銘柄にまとめて使用すれば当選する確率が高くなります。

SBI証券では年間に80~90件ほどの幹事を引き受けているので、全てのブックビルディングに参加した場合は約4年で300~350ポイントが貯まる計算です。

「A」評価の銘柄のボーダーラインは300~500ポイント位と推測されているので、約5~6年間SBI証券のすべてのIPOに申し込めば1回当選する確率になります。

う~む、6年間待ち続けるのか…。

まとめ

最後にSBI証券のIPOルールをまとめてみました。

楽天証券IPOルールまとめ
  • 抽選配分は40~50%の資金比例方式を採用
  • BB申込時は前受金不要(抽選前に入金する必要あり)
  • 同一資金で複数の抽選に参加できる
  • 資金拘束のタイミングは当選時
  • 当選時に「NISA」「ジュニアNISA」口座で買付可
  • 「当選」辞退時にペナルティなし
  • 振込手数料が無料の即時入金に13銀行対応
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